A Barre-less Alignment

バーを使わないで身体を進化させる新しいメソッド

A Barre-less Alignment とは

バレエといえば、バーレッスンから始まりセンターレッスンへ続いていくのが通常ですが、頼れるバーがあるからこそ、バーに助けられすぎて、軸が見つけられないままとなったり、歪みが生じることがあります。

この A Barre-less Alignment メソッドでは、バーを使わず、頻繁に軸足を変えることにより、身体が傾かないよう自らセンターに戻る本能を利用し、自然に軸を作り、身体を整えていきます。

人がいるとついつい頼ってしまいがちですが、誰もいなければ自分でどうにかする、身体も同じことです。

人に頼らず生きていける人と、バーや物に頼らずに自分の軸で立てる身体は、同じように強くて美しい、そう思いませんか。

この本能をつかったテクニックを続けていくと、足裏が床をしっかりとらえだし、樹木が地中に根を生やすように、身体のエネルギーが地球の中心につながっていきます。

ベースがしっかりすると、脚やボディは木の幹のように美しいシェイプをなし、引き締まっていきます。

その先には、細くしなやかな枝葉のような腕が、優雅にのびていきます。

そしてゆるぎないベースから、しなやか身体と華麗な動きや所作が生まれていきます。

それはヘアスタイルやメイクアップ、ファッションなどで外側から作る美しさと異なり、人の素の美しさにつながっていきます。

Story

 

私がこのメソッドを生み出すきっかけになったのは、2014年に元パリ・オペラ座の主役だったご夫妻の講習会のアシスタントをつとめたことです。

ボールを使ったそのメソッドはとても新鮮で、かつ身体のバランスを効率よく整えてくれる画期的なものでした。

そしてそれまで一番大切だと思っていたバーレッスンが、身体の引き上げを妨げたり、歪みを生む可能性があることを気づかされました。

たった数日の講習会でしたが、毎日生徒が帰った後も熱心にその理論を私に教えてくださり、多くのことを学ばせていただきました。

フランスへ行って、ボールを使ったそのメソッドをさらに学びたいと思っていた矢先に残念ながら奥様の方が他界され、直接学ぶ機会を失ってしまいましたが、その後も自分なりにバーを使わずに身体を作るテクニックを、自分の身をもって研究し続けていました。

2016年にオーストラリアのエリートバレエスクールに招かれ、Goldcoast で指導にあたっていましたが、その後も研究を重ね、身体がどんどん進化しくこのメソッドが完成し、以後はそのメソッドで指導にあたっています。

このメソッドに行きついてから、加齢に反してどんどん身体が軽くなり、動きがとぎすまされていくのを実感しています​。

このメソッドで多くの方の身体や動き、そして日常が変わり、可能性が広がるきっかけになれば幸いです。